メソッドとは流派の事よ。
大人バレエの皆さんはあまり気にすることは無いかもね。
違うスタジオのオープンクラスにいくと、言葉の違いやアームスの使い方の違いなど感じるかも知れないわね。
日本では、様々なメソッドの教室があり、そしてバレエ学校でない限り、厳密にメソッドが守られているところは少ないかも知れません。違和感のない範囲でそれぞれのいい所を組み合わせているような感じです。
ここで注意よ。コンクールに出るような方は、振り付けの理解にメソッドの理解も必要なので、蔑ろには出来ないわよ。
バレエのメソッドの種類
- ワガノワ
- パリオペラ座
- ロイヤルアカデミーオブダンス
- ボリショイ
- チェケッティ
- ブルノンビル
大きく言うとこれくらいかしら。
メソッドの名前をみてわかる通り、それぞれバレエ学校でそのメソッドが叩き込まれ、継承されるようになっているわ。ただ今はバレエ団も海外の振り付け家の作品もどんどん取り入れられていることから、いい意味の自由度は昔よりも上がっているわね。
ここで紹介したいのが、「ブルノンヴィルメソッド」です。
なぜなら。。。
私はこのメソッドで育ってきたの。
はい、ただそれだけの理由ですが、とても素敵なメソッドですよ。
ブルノンヴィルメソッド
言葉より、動いている感じを見るのが一番わかりやすいと思います。
紹介したいのは、
Conservatory
ブルノンヴィルメソッドは、デンマーク王立バレエ団で主にその伝統が引き継がれています。
この動画はデンマーク王立バレエ団ではありませんが、ブルノンヴィルの作品としては有名です。
大袈裟でないアームスと目線、軽やかな足捌き、腕の形・位置が体の少し前に持ってくる優雅さ、脚はリズムをとり、腕はメロディを奏でる。(一部Wikipediaより)
ブルノンヴィルメソッドで育った私にとっては、このWikiに書いてあることは、全くその通りで、そのように指導されてきました。特にアームス、そして動作に注意を惹き付けながら強調するような踊り方をずいぶん叩き込まれました。
パはシンプルに見えるけど、体幹を使い、見かけ以上に過酷よ。
こちらの有名な「Ballerina (documentary by Natalia Makarova)」でも26分あたりからデンマーク王立バレエのことに触れられており、「Conservatory」も抜粋ですが披露されています。
私、この動画大好き。
ビデオを擦り切れるほど見たわ。
若かりし頃のシルヴィギエムやダーシーバッセルも映るの。
おわりに
私もこのような感じで、発表会の振り付けや、日々のレッスンを受けてきたわ。とても懐かしい。
ブルノンヴィルメソッドでは、子供から大人まで同じ動きをするのも特徴ね。
日本では、講習会などが開催されているようですが、ブルノンヴィルメソッドで指導されている教室は少ないと思います。
ナポリやゼンツァーノの花祭りなど、日本でもよく見る演目も実はブルノンヴィルの振り付けよ。
こういった演目を踊る際は、一度メソッドの事を調べてみるといいと思います。
上部だけでない、演目に深みが加わると思いますよ。
以上、皆さんにぜひ知って欲しかったメソッド「ブルノンヴィルメソッド」でした〜!
応援よろしくお願いします!!
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