あれは、私が田舎の中学生か高校生の時、
マシュー・ボーンが率いるカンパニー
アドベンチャーズ・イン・モーション・ピクチャーズ
の「Swan Lake」のビデオをバレエ教室の
イカしたお姉さまが貸してくれました。
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああぁぁああ!!
なんだこれはぁぁぁぁぁぁ!!
田舎娘の私には、すごい衝撃で、
人のビデオなのに、擦り切れるほど
何度も何度もみていました。
(最終的にくださいました)
時が流れ、バレエや踊りとは距離を置いていた時代、
彼の作品「Sleeping Beauty」のDVDを楽天で見つけて、
なんだか懐かしさもあり購入!!
これこれ!!このやつ!!!
感情がぶぅぅわぁぁと溢れ出ました。
そんな彼の作品の魅力を語りたいと思います。
大好き!!
みてない人はぜひ見て欲しい!!
アダムクーパー版のSwan Lakeは、
楽天では中古しかありませんでした。
私の中のAMPのSwan Lakeはアダムクーパー版なのです。
ビデオを借りた時は、
あまり説明を聞いていなかったので
よくあるバレエの白鳥の湖かな?
と思っていました。
見たことない方は是非見てみてください。
(注意:純粋なバレエではありません。)
想像している白鳥の湖とは全然違うと思います。
物語の要所要所では白鳥の湖のオマージュ
みたいな形で古典とリンクする場面があるのですが、
自暴自棄な王子
妖艶な女王
一見ギャルなガールフレンド
(一見というのがポイント)
など古典の白鳥の湖でには出てこない濃いメンツが
揃っています。
アダムクーパー演じる野生的な白鳥は
私の語彙力では表現できないくらい
力強く、でもどこか儚げに舞う。
(チュチュなんて着ていませんよ。)
黒鳥(ではなく、悪のストレンジャー)になると、
女性を虜にしまくる色気たっぷりの踊り。
ちょうど思春期にハマってみていたので、
刺激的なシーンにはドキドキしていたのですが、
もう
ハマるよね。
見ればわかる、絶対ハマるやつです。
でもAMPはバレエのカンパニーではないので、
全員バレエ的な動きが素晴らしいわけではありません。
アダムクーパーに関しては言わずもがな、
(アダムクーパーは元ロイヤルバレエのプリンシパルで、
ロイヤル在籍中にゲスト出演)
見た人は皆、その美しさ、舞踊性の高さを
はっきり分かると思います。
しかし、しかし、王子役のスコット・アンブラーは
踊りが上手ではありません。(プロにしてはですよ!)
アダムクーパーと組んでいるからなおさら。
でも、芝居が上手いんです!!
バレエの舞台で、踊り完璧で芝居がいまいちな場合、
ふと現実に引き戻されてがっかり
みたいなことがあるのですが、彼は逆。
引き込まれたまま、見入ってしまい、
最後は可哀想で可哀想で。。。。
不思議な魅力です。
その時代、ブログなどはまだ
はしりの時期だったと思いますが、
アドベンチャーズ・イン・モーションピクチャーズ
のファンの方?か関係者の日本人の方が
(名前忘れてしまいました)
ブログをされていて、そこには確か
掲示板みたいなのもあって、
毎日学校から帰っては、父のパソコンで
ブログや掲示板を読み漁っていました。
(どなたか知っています??)
思春期だったので、
毎回履歴は消していましたよ。
他にも女王役のこれまたロイヤルバレエの
元プリンシパルの
フィオーナチャドウィック、
の多少こじんまりとはしているけど
女王の風格半端ない演技。
紫のドレスをまとって踊る
ボールルームダンスは
絶対いつかあんな踊りしたい!!
って思っていました。
私の語彙力では魅力の1%も
伝わっていないかもですが、
絶対的おすすめステージです。
生のステージを見に行けない、今、
ぜひご自宅でDVDを楽しんでもらいたいです。
大人バレエに不足している
ダイナミックさと、
踊ることの楽しさが、
乗り移って来る作品です!!
Sleeping Beautyの話も書きたかったのですが、
Swan Lakeでかなりの熱量を消費したので、
またの機会に書きます。
少しでも、あー懐かしい
と思っていただけたら嬉しいです。
にほんブログ村
コメント