バレエの舞台を映画館でみる時代

バレエ

はじめに

去年のクリスマスイブ、 娘と二人でK-BALLET COMPANY (熊川哲也さんが芸術監督)の クルミ割り人形を映画館に観に行きました。
コロナ禍で、 生の舞台は届けられないという判断でしょう。
私が初めてバレエ物の映画を見たのは、 さかのぼる事、2002年に公開された
エトワール
地元の小さな映画館に観に行きました。
初めて映画館で観たバレエは衝撃的でした。
映画館でバレエを観ていると、 そのエトワールという映画を思い出したので、 その時の感情を書こうかなと思います。

Etoile エトワールとはどんな映画

エトワールという映画は パリオペラ座バレエ (Ballet de l’Opera national de Paris)の エトワールたち (簡単にいうとトップオブザトップダンサー)の ドキュメンタリー映画です。 バレエのドキュメンタリーの先駆映画で成功映画です。
・日々のレッスン
・舞台裏
・インタビュー
など、その当時のエトワールの の方々の包み隠さない 神がかった日常を余す所なく見せてくれます。

印象的なエトワール

当時の映画で、印象的だったエトワールは、
・ニコラルリッシュ
・マニュエルルグリ
・エリザベットプラテル
・オレリーデュポン などでしょうか。
(日本語読みカタカナ表記すみません。)
2002年頃当時、海外のバレエの事を知るには ダンスマガジンという雑誌を読むか、
(昔のダンスマガジンは、分厚くて、重たくて、字がびっちりで、 読んでも読んでも読み終わりませんでした)
バレエショップに売ってある ビデオを買って舞台を見るかでした。

バレエドキュメンタリーの衝撃

ここまで見せていいの??という感じでした。
プロのダンサーでも舞台袖で息切れして、 倒れ込む。
驚いたのは、 舞台袖でタバコを吸っていたこと。
今となっては、フランスの人々は、 男女問わず喫煙者が多い事は 周知の事実だと思いますが、 当時はステージ上の美しいダンサーの姿しか 知らなかったので衝撃を受けました。
エトワールへのインタビューでは、
「年齢が上がると作品やバレエへの理解度は高まるが、 体力はなくなる」
切実に語っていたりと、 当時はプロだから40才くらいで 体力無くなる、なんてないでしょ?? と思っていました。
(当時の私は10代。ばかちんが!!といいたい。)
大変おこがましいですが、
今なら、皆さんが仰っていた事が分かります。
すみません。。。。 私は舞台に立っていないので、 作品への理解というわけではなく、
「バレエへの理解と体力低下の件は同意!!!」
と言いたい。
年重ねると、バレエの先生が おっしゃっている意味も分かる。
(子供時代なんて、ぼーっとしていますから。 すみません、これも私だけ)
色んなダンサーをみて、 良いところはここだ! と判断できる。
吸収したい気持ちはある。
でも体力が足りない。。。
良くあります。
舞台のビデオやバレエ雑誌では 美しい完成された状況しかみれません。
でもエトワールという映画では、 ドキュメンタリーということもあり、 弱い部分も失敗する部分も 洗いざらい見せてくれました。

今の配信過多なバレエ界について思うこと

今の世の中、YouTubeなどでレッスンや舞台配信など 盛んで、リアルなダンサーを感じることが当たり前です。
国内問わず、海外も、プロもアマも、ど素人も。
それが良いかどうかは分かりません。
玉石混合で、特に子供がみるのには注意が必要です。
変な癖ほど抜けなくなりますから。
その話は置いておいて、 ディズニーランドのバックヤードは 絶対見せないという、夢を壊さない姿勢と、 バレエの舞台は似たところがあると思っています。
バレエに親近感は不要。
美しいステージだけを見せるべき という強い意見を持ってい人もいるかもしれません。
でもこのエトワールという映画のヒットから、 似たようなバレエドキュメンタリー映画が 続々と登場しました。
やはり世の中は、リアルを追及しているのでしょうね。

(フェイクなんか興味ない です。)

私もリアルの方が好きで、 リアルを見れることで、 バレエへのモチベーションも上がる気がします。
(リアリティーを追及したバレエものと言えば、 ナタリアマカロワのドキュメンタリーというか、 ナタリアマカロワが進行していくようなバレエの 番組があったのですが、題名忘れました。 これも大好きでした。)

おわりに

Kバレエのクルミ割りを見ながら、
・映像も美しくなったなぁ
・舞台映画って表情とかメイクとか難しいよなぁ
・何よりダンサーすばらしなぁ
とか、思いながらエトワールの事を 思い出していました。
コロナ禍で舞台を映画にすることも増えてきました。
私の好きな滝沢歌舞伎ZEROが 映画化されたのもそうです。
舞台映画には、生の舞台ではかなわない、 神席での鑑賞や、何度でも好きなときに見に行ける などという良いて点がたくさんあります。
あと、ポップコーン食べながらバレエ見ていると、 ニューヨークのブロードウェイ観ている気分でした。

でも、
でも、
はやく生の舞台を見に行ける世界に、そう望みます。

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