レッスン中、ふと周りを見てみると
普通の人の顔になってる方がみえるわ。
顔の造形のことではなく、今回は顔の表情の話です。
カタカタカタカタ
バレエのレッスン中もパソコンに向かってキーボード打っている時のような顔になっていない?
顔にシャドウ(shadow)がかかっているみたいよ。
レッスン、舞台を含め、バレエの世界は良い意味で異世界です。
特異な空間です。
髪をまとめ、背筋伸ばして、お腹引っ込めて、レオタードを着て、ピンクタイツを履いて。。。
こんな日常、ないですよね。
でもそんなキラキラの世界に、普通の人の顔でレッスンしていませんか?
普通の人ならまだしも、無表情や怖い顔になっていませんか?
でも作り笑顔は嫌よ。
そのままではいざ舞台に立った時、どんな顔したらいいか困ります。(時々、舞台で張りついたような笑顔の人いますよね。)
舞台では、大人から子供まで表情も大切な要素です。このご時世、マスクで目元しか見えないのもありますが、せっかくだったらその凛とした姿かたちに似合う表情でバレエのレッスンを受けましょう。
鏡を見過ぎない
以前別の記事でも紹介しましたが、
鏡は、バレエの上達には欠かせないアイテムであると同時に、上達を阻害する要因にもなり得ます。
それは、鏡に映る外観にこだわりすぎて、体で感じることを分からないまま放置することが原因なのですが、レッスン中の顔が怖くなる原因にもなります。
- 横目で鏡を見ている顔(怖い)
- 鏡で足元ばかり見ている顔(暗い)
- 鏡で他の人を盗み見している顔(滑稽)
想像してみてください。バレエの世界とは程遠いですよね。
エポールマンには目線も含まれます。腕が出ている方向、顔を傾けている方向しっかり見ましょう。
目線の先が空気
一見、目線は正しい方向にあるように見えるけど、
なんか表情に生き生きしたものを感じられない方、
原因は焦点が定まっていないからよ。
焦点をバチっと合わせるのはなかなか難しいです。なぜなら教室の広さなども関係してくるからです。
【狭い教室の場合】
視線のすぐ先に鏡や壁
それでは焦点が近すぎて、広い舞台に出た時に「どこみて踊ればいいの??」状態に陥ってしまいます。ですので、壁を透かして、壁より先へ焦点を合わせて踊るように訓練する必要があります。
遠くへ焦点を合わせるのと、
上を見る(白目になる)のは違うから注意ね。
狭い教室だと遠くを見ようと上目遣いになる人も多いわ。
【広い教室の場合】
視線の先に障害物は無いので、空気を見て踊ることになります。
ただ空気を見て踊るというのもまた、視線が定まらない、視線を定めるという意識を持ちにくい側面があります。自分が今何をみながら踊っているか意識しないと、ぼんやりした普通の人の顔になってしまいます。
広いスタジオできちんと視界を意識して踊れると、舞台で踊る時にも安定するわ。
空気で視界を定めることが苦手な人は、ついつい鏡をみてしまうので注意しましょう。
鏡を見て自分を正すことは良いことだけど、
ジトーっと見るのは少し怖いからほどほどにね。
世界観に浸る
恥ずかしがらずに世界観に浸って踊ることが大切!!
逆に恥ずかしがって普通の人でいることがバレエのレッスンにおいては場違いよ。
それにはまず
音楽をしっかり聴く
ことが必要です。
なーんだ、と思わないでください。
踊っている間、頭の中がカウントになっていませんか。歌うように踊りましょう。
恥ずかしさから、バレエの世界観に浸れない方。恥ずかしさには、人からどう見られるか、という気持ちが根底にあります。
安心してください。
誰もあなたが
今日ピルエットの調子悪そう
とか
休んだぶん体が重そう
とか
今日は浸ってるな〜!!
とか思っていませんよ。
大人バレエのレッスンで、しっかり生徒を観察している先生ならまだしも、他人の変化なんてあまり分からないし、気にしていません。自分で感じる小さな変化は、意外に他人には分からないものです。
森下洋子さんの名言
一日休めば自分にわかり
二日休めば周囲にわかり
三日休めば観客にわかる
ですが、これは森下さんご自身への自戒の意味が多く含まれると思います。
プロでのダンサーではなく、趣味のダンサーであれば、バレエは非日常です。バレエが楽しいのであれば、せっかくなので顔にも出しましょう!
以上、人の目は気にせずバレエの非日常の世界に浸ってバレエの世界を体現して、大人バレエに深みを増しましょ〜!!
バレエのレッスン、マスクが苦しい方は
私の周りの人々が、決して安価ではないスーパーブレードをお友達や知り合いの口コミだけでどんどん購入していく現象が起きているのです。それにはちゃんとした理由があります。
応援よろしくお願いします!!
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